人事部採用担当者が教える転職面接の極意!

始めまして。平均的人事部サラリーマンの鈴木です。

どんな業界の会社にも必ず存在する部署である人事部について人事部長などの役職者の視点ではなく担当者ベースの視点での話をしたいと思います。

 

 

人事部なんて自分には関係がないよーという人もぜひ読んでみてください。

各部門で活躍するためのヒントが掴めると思います。

結論としては人事部について知ることができれば「出世」や「転職」に役立つということです。

 

そもそも人事部で行っている仕事は大きく分けて4つの仕事があります。

 

④人事企画

の4つです。私の会社の場合は人事部以外に労務部もあるので①給与・手続きは労務部が、②労務管理は人事部と労務部が協働して、③採用④人事企画は人事部が主幹としています。

 

特に私が主に担当しているのはその中でも③採用④人事企画です。

人事部の「採用」を知れば「転職」に、「人事企画」を知れば「出世」にどなたでも役立てる、強くなることができます。

 

まずは採用についてです。

「採用」とはすなわち、会社にとっては新しい会社の資産を手に入れる活動です。会社にとっての資源には「モノ」「カネ」「情報」などがありますが、「ヒト」は最も重要な資源です。その会社を良い方向に導くのも、停滞させてしまうのも「ヒト」だからです。

 

採用には大きく新卒採用と中途採用に分かれますが、私が主に担当している中途採用について深く掘り下げると、大前提として他の会社での経験がある方を選考する過程で重視しているのは大きく3点あります。

①コミュニケーション能力のある人物か

②自分に対して理解しようとする姿勢を落ち合わせている人物か

③一緒に仕事をしたいと思える人物か

 

ひとつめの「コミュニケーション能力のある人物」については言わずもがなどの会社でも言えることかと思いますが、特に今後リモートワークは進んでいく中で、自分の仕事の状況を的確に共有することや、相手の状況を的確に理解するための質問力など、より今後求められるスキルかと思います。

 

二つめの「自己理解力」についてはこれがないとその方と会社のマッチングができません。人事採用担当者としてなんとしてもなくしたいことの一つが早期離職にならないかということです。どんなに優秀な方を採用できたとしてもすぐに退職してしまっては採用に係るコスト、時間も無駄になってしまうからです。「ヒト」という会社の資源を増やすために行っている活動なのに、「カネ」「時間」といった資源を減らしてしまうことはあってはいけないとどの会社の人事採用担当者も考えています。

 

③3つめの「一緒に仕事をしたいと思えるか」については私が初めて人事部に配属された際に人事部長から言われたことです。自分が一緒にに仕事をしたいと思う人を採用しろ!と言われました。採用担当者も一人の人間です。当然、得意な人間、苦手な人間がいます。ずばり言うなら好き嫌いがあります。その採用担当者が一緒に仕事をしてみたいと思える人物を選考に通すのは当然のことです。決して採用担当者に好かれるようにすべきと言いたいわけではなく、その採用担当者の気持ちを汲み取るようにすると良いのではないかと思います。

 

以上の内容を転職者視点でまとめると

①面接を会話のキャッチボールとして面接官・自分自身双方が楽しめるようにする

②自分の軸を持って、その会社の軸を掴みにいく

③自分がもう1人いたときに一緒に働きたいと思える自分になる

 

この3点が転職において大切な要素と言えるでしょう。

 

偉そうに書きましたが私もまだまだ経験の浅い人事部担当者です。

ぜひ少しでも転職を考えている方のヒントになれば嬉しいです!